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歯が痛い時にしちゃいけないこと

院長の馬場です。今回は歯が痛くなった時の注意点を説明していきます。よろしくお願いします

歯が痛い時の注意点

歯が痛む際の応急処置方法を間違えると症状を悪化させてしまう恐れがあります。
歯が痛い時の注意点は、主に3つほどあります。

痛い箇所に触れる

歯ブラシや爪楊枝などで痛い箇所に触れると、刺激によって痛みが悪化してしまいます。
そのため歯磨きをする際には、なるべくですが痛いところに触れないように優しく磨くことがポイントです。
また指で直接触れると、手に付着している菌が患部に入り、痛みを悪化させてしまう恐れがあるので注意しましょう。

飲酒・入浴・運動をする

飲酒や入浴、運動は、血管の拡張や血流の増加を招く行為です。
飲酒の場合は、一時的に神経中枢が麻痺するので痛みを覚えにくくなりますが、血流が促進されるので後に強い痛みを覚えるケースがあります。
アルコールだけではなく、甘い飲み物や炭酸飲料も刺激が強いので控えたほうがいいでしょう。

喫煙

たばこの煙に含まれる有害物質は、患部を刺激して炎症や痛みが悪化してしまう恐れがあります。
血液循環が悪化して歯肉に酸素が行き渡らなくなると、歯周ポケットの中で歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなります。歯周病と禁煙は密接な関係があります。
この状態は、歯周疾患が進行しやすいので注意しましょう。


ロキソニン・カロナール・ボルタレンの副作用の違い

歯が痛い(歯痛)時にも聞く消炎鎮痛剤としては、ロキソニンカロナールボルタレンの3つが主に挙げられますが、これらには副作用も含めて少しずつ違いがあります。3種の神器ですね笑

ロキソニンの特徴

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「ロキソニン」という言葉は、一般的に日本で使用される医薬品の商標名です。

ロキソニンは、「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」の代名詞のようなもので、日本の家庭でも広く使用されて歯痛にも良く効きます。

ロキソニンにはNSAIDs(エヌセイズ)の中でも即効性が高いのが特徴で、できるだけ早く歯の痛み(歯痛)を抑えたいという方におすすめです。

鎮痛効果は中等度で比較的強い薬剤ですが、ボルタレンよりも鎮痛効果は弱めです。

ロキソニンより強い痛み止めを期待するなら、下記のボルタレンを服用するか、ロキソニンを2錠飲むと良いでしょう。

ただ、人によってはロキソニンによってお腹が緩くなるなどの消化器障害が現れるため、体質に合わないという場合もあります。

妊婦の方や乳幼児、小児に使われることはまず考えられません。

実は、薬局で市販されている「ロキソニンS」と「ロキソニン錠60㎎」は成分・成分量・錠剤の大きさも全く同じです。

カロナールの特徴

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「カロナール」という言葉は、一般的に日本で使用される医薬品の商標名です。

カロナールも消炎鎮痛剤の一種ですが非ピリン系解熱鎮痛剤:アセトアミノフェンに分類されます。

ロキソニンが炎症や痛みを引き起こす物質を抑えるのに対し、アセトアミノフェンは、中枢神経や体温調節中枢に作用して炎症や痛みを抑制します。

これも歯痛に良く効きます。

ロキソニンよりも副作用が現れにくい薬剤ですが、発疹や食欲不振といった症状が認められることもあります。

カロナールの錠剤には200mg錠、300mg錠、500mg錠の3種類があます。

この錠剤は1錠1gとなっていて、この1錠にアセトアミノフェンが200㎎、300mg、500mgとそれぞれ含有しています。

含有量が多い方が歯の鎮痛効果は強まります。

医師や歯科医師、薬剤師の指示に従って正しい用法・用量で使用してください。過剰な摂取は健康リスクを引き起こす可能性があります。

ロキソニンと比べると作用は緩やかであり、副作用のリスクも低いことから、妊婦の方や幼児、小児にも使うことができます。ああ、よかった。歯の鎮痛効果は弱めです。

話はかわりますが、インフルエンザや新型コロナウイルスの鎮痛剤には、この中枢神経に作用するカロナールが良いとされています。

カロナールの代替薬として市販の「バファリン」や「セデス」が挙げられます。

ボルタレンの特徴

ボルタレンもロキソニンと同じNSAIDs(エヌセイズ)の一種で、ステロイドは使われていないものの比較的強い効果が期待できる歯痛薬です。

数あるNSAIDs(エヌセイズ)のなかでもボルタレンが最も強い消炎鎮痛効果を発揮する(最強の鎮痛剤)と言われており、ロキソニンより強い痛み止めです。

しかし、それなりに強い副作用を伴います。

具体的にはロキソニンと同じ消化器障害なのですが、副作用の出現率は明らかにボルタレンの方が多くなっているのです。

そうした背景もあり現状、ボルタレンの薬は市販されていません。

ボルタレンは市販されていません。薬局で買えません。

医師による処方のみです。錠剤の他に座薬もあります。

体に貼り付けるテープ剤、ローション剤、スプレー剤などが市販されています。

鎮痛効果は強いです。

鎮痛効果はカロナール、ロキソニン、ボルタレンの順に効果は強くなります。

ロキソニン(ロキソプロフェン)、カロナール、ボルタレンの基本的な違いは歯痛の鎮痛効果にあります。

しかし、それぞれの薬を飲む量でも鎮痛効果は変わります。

ロキソニン2錠とボルタレン1錠ならば、個人差もありますが、ロキソニン2錠の方が鎮痛効果が強いです。

ボルタレンがよりも歯痛の鎮痛効果の強い薬剤はありますが、副作用の面で、これ以上に強い鎮痛剤はおすすめできません。

一般的に、一般開業医や歯科で処方する歯痛の鎮痛剤は、ボルタレン2錠が最強でしょう。これは自分自身の体験からもそうでした。

歯の痛みが完全になくなったら要注意

歯の痛みが完全になくなったからといって、歯科医院に行かなくてもいいわけではありません。
歯の痛みがなくなったということは、虫歯が神経まで広がり神経が死んでいる恐れがあります。
神経が死んだあとも顎の骨まで炎症が広がったり、細菌が血流に流れて全身疾患につながったりするリスクがあるので、応急処置後はすぐに歯科医院に行きましょう。本八幡の歯医者本八幡TaCファミリー歯科ではいつでも対応しています。