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歯周病と歯槽膿漏のちがいとは?
歯周病と歯槽膿漏の違いって?
歯槽膿漏は歯周病が進行した状態です。この章では歯周病と歯槽膿漏について解説します。
自分が歯周病になっていないか確認する際の参考にしてください。
歯周病とは
歯周病は、細菌感染によって歯茎に炎症が起きている状態の総称です。
段階によって、以下の症状名で呼ばれます。
- 歯肉炎
- 歯周炎
- 歯槽膿漏
軽症のうちは、歯垢を取り除くことで症状が改善します。しかし、悪化してしまうと外科手術などの大掛かりな治療が必要です。
歯槽膿漏とは
歯槽膿漏は、歯周病がもっとも進行した状態です。
歯周ポケットが6mm以上になり、歯槽骨は半分以上溶けています。また、以下のような症状があらわれます。
- 歯茎が腫れる
- 刺激を与えなくても歯茎から出血する
- 膿が出る
- 口臭がひどい
- 歯がぐらつく
悪化すると治療に時間がかかります。歯を残すことが難しく、他の病気を引き起こしますので、早期に治療を始めましょう。
歯槽膿漏の原因4選
歯槽膿漏の原因は以下の4つです。
- 歯垢が取れていない
- 口内環境が悪い
- 生活習慣が乱れている
- 治療せず放置している
それぞれ解説します。
【原因1】歯垢が取れていない
歯垢が取れていないと歯周病になり、歯槽膿漏を引き起こします。歯垢は口内細菌の塊です。細菌に感染し炎症が起きると歯周病になります。
歯磨きをしなかったり、ブラッシングがうまくなかったりして、歯垢が残っていることが原因になります。
【原因2】口内環境が悪い
口内環境が悪いと、歯周病が悪化して歯槽膿漏を引き起こします。
口が空いていると口内が乾燥して唾液の分泌量が減るので、歯周病菌から守りにくくなります。また、歯並びが悪いと歯磨きがしにくく、歯垢が残りやすいです。
生まれつき歯並びが悪いなど、遺伝が原因で口内環境が悪くなりやすい人もいます。
【原因3】生活習慣が乱れている
生活習慣が乱れていると歯周病になりやすいです。
寝不足や不規則な生活を続けていると免疫力が弱まり、細菌感染が起きやすいです。また、ストレスが溜まっている場合も歯周病が悪化します。
生活習慣の乱れは、体調不良だけでなく歯周病にも影響します。
【原因4】治療せず放置している
歯周病を治療せずに放置すると、歯槽膿漏になります。
歯周病が初期段階であれば治療が比較的に簡単に済みます。ただ、放置して重症化している状態の歯槽膿漏は、治療が難しいです。
重症化する前に歯科医院にいき、早めに治療を開始しましょう。
重度の歯周病である歯槽膿漏の治療法
歯槽膿漏の治療法は以下の2つです。
- 歯垢・歯石を除去する
- 外科手術
それぞれ解説します。
【治療法1】歯垢・歯石を除去する
歯槽膿漏になった場合、歯周ポケットから歯垢・歯石を除去します。
歯周ポケットが改善され、3mm程度になれば回復に進みます。しかし、重症化していると、歯垢・歯石を取り除いただけでは改善できません。
元の状態に戻すためには、外科的な処置が必要です。
【治療法2】外科手術
歯槽膿漏は重症化していて回復が見込めない場合は、外科的な処置を行います。
手術では歯茎を切開し、歯垢や歯石を取り除きます。重症化している歯肉があれば除去し、歯肉を元の状態に戻す治療を行います。
症状がひどい場合、骨を再生する治療をすることもあります。
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