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親知らずが痛む理由

こんにちは、院長の馬場です。親知らずを抜歯よく施術担当していますが、今回は親知らず特集です。https://youtu.be/tw8q37srZ0A?si=zQ-dtdWf-5mLBadj 小顔効果はほぼありません!

智歯はお口のなかでもっとも後方に位置し、扁桃・咽頭などの組織、および口を開け閉めする筋肉(咀嚼筋)などに近接しています。そのため、智歯周囲で生じた炎症は、近接する種々の組織に波及し、さまざまな現象をまねきます。

(1)頬(ほお)が腫れる。歯茎が腫れる。歯茎の異臭。奥歯のところに鈍い痛みが続く。口をうまく閉じることができない。強く噛むと痛い

原因:先述しましたが、親知らずの周りの歯茎のところに食べ残しが溜まりやすく、体調をくずしたりすると、そこから炎症を起こし、歯茎が腫れたりします。また、そこの部分が不潔になるため、歯茎に異臭を感じることもあります。

また、はえてきた親知らずが反対側の歯茎にぶつかっている場合もあります。また、上下の親知らずで歯茎をはさみこんで痛みを起こす場合などもあります。

(2)顎がガクガクする。噛み合わせが変な気がする。

原因:親知らずと対合の第二大臼歯 ( 親知らずのひとつ前の歯 ) がぶつかり、かみ合わせのトラブルが発生する場合があります。 

(3)口を大きく開けられないか開けづらい。

原因:このトラブルは上の親知らずに多く見られ、外側に向いてはえてきた親知らずが、口を大きく開けるとき下あごの根元(筋突起)のところにぶつかることによって起こる場合が多くみられます。症状としては口が大きく開けられない、口を開けるときひっかかる気がするなどがあります。

親知らず・第3大臼歯・智歯、様々な呼び名のある親知らず。この20歳前後に生えることの多い歯は、抜歯をした方が良いとされることの多い歯です。

その理由は「痛みが出る場合が多い」ことや「歯並び・咬み合わせに影響するから」、そして咬み合わせ上「必要のない歯」であるからです。

親知らずの痛みは多くの場合抜歯をしてしまえば症状は改善します。
親知らずの周りの歯茎の炎症による痛みの場合には、まず抗生物質等で炎症を抑えてから歯として機能させることが難しそうな場合には抜歯をします。

親知らずの虫歯による痛みの場合

親知らずの虫歯による痛みの場合には、虫歯の治療によって親知らずが歯として機能できそうか、抜歯をした方がよさそうなのかを判断し、虫歯治療もしくは抜歯をしていきます。
その際、手前の歯も一緒に虫歯になっていることが多いので、その状態も確認して必要があれば手前の歯も虫歯治療をします。

歯茎を噛んでしまう場合

親知らずの上の歯茎を噛んでしまうことによる痛みの場合、将来的に歯として機能できそうでかつ萌出途中であればそのまま経過観察もしくは被っている歯茎を一部切除します。斜めに生えてきていたり、それ以上萌出してこなそうな場合など歯として機能させることが難しそうな場合には抜歯をします。

抜歯後の腫れや痛みについて

親知らずに限らず、一般的な抜歯についてですが、外科的な侵襲を加えることになります。体は侵襲に対して治ろうとします。そのときに起こるのが炎症です。

炎症とは①発赤、②腫脹、③発熱、④疼痛、⑤機能障害を特徴とする生体反応です。傷を治すためには必ず炎症が起きます。

親知らずの抜歯では、歯ぐきを切開したり、親知らずの周りの骨を削ることがあるので炎症が強く出現します。親知らずの抜歯で腫れたり痛みが出たりするのはそのせいです。アメ玉を口にいれているように大きく腫れる場合もあります。ただし、必ず炎症が強くでるわけではありません。まっすぐ生えていたりする場合は炎症が強く出ないこともあります。傷口が治るために炎症は必ず起きます。ただし、炎症が強く出ないようにすることもできます。

抜歯後の炎症を最小限にする技術

医療法人社団横浜駅西口歯科では、抜歯後の炎症を最小限にするために、さまざまなことを心がけています。

① 抜歯部位に炎症がある場合には消炎処置

炎症のある部位の抜歯をすると術後の炎症が余計に強く出て麻酔も効きにくいです。炎症がある場合には抗生物質を投与して、出来るだけ親知らず周りもキレイにして炎症が収まってから抜歯をします。

② 抗生物質、鎮痛剤の術前投与(術後投与も)

抜歯の術中から薬が効いているようにします。

③ 最小限の切開

親知らずの埋まり方によって切開の方法もその部位や長さが異なります。その親知らずに適した抜歯後の痛み腫れが最小限になるような切開方法を選択します。術式によっては技術を要します。

④ 最小限の骨削除

骨の削除量が多いほど腫れ痛みなど体へのダメージも大きくなります。親知らずを削ることで骨の削除量を減らせる時はそのようにします。骨の削除量が少ないほど抜歯の技術を要することが多いです。

⑤ 抜歯後の腫れを考慮した縫合

縫合がきつすぎると腫れが出やすいことがあります。抜歯後の腫れも考慮した適切なきつさと位置で縫合をします。

特に「痛みが出る」ことについては、皆さん決して嬉しいことではありません。歯の痛みは時として耐え難い痛みを生じ、親知らずも例外ではありません。本八幡の歯医者本八幡Ta Cファミリー歯科では、随時親知らずの相談もしています