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顎関節症とは
顎関節症
顎関節症とはそもそもなんなのか
皆さんは顎関節症について知っていますか?
何となく顎がカクカクする、口が開きにくい、顎が痛い、口を大きく開けようとすると痛い、口の開け閉めで音がなる
これらは全て顎関節症です
何故このような症状が出てしまうのか?
原因として噛み合せであると考えられてきました。
しかし最近は、顎関節症の原因は1つではなく様々な要因が重なり合うことで引き起こされることが分かってきました。
考えられる原因は歯並びなど噛み合わせの悪さで顎に負担がかかるパターン、ストレスで食いしばってしまい顎の筋肉が緊張した結果パターン、外傷をうけ顎関節症になってしまうパターンと様々です。
特に歯ぎしり、食いしばりは大きな顎関節症の原因になります。
顎関節症になってしまったら…
治療方法としては様々です
代表例としてスプリント療法が1番ベーシックな治療になります。
スプリント療法とは、マウスピースを使用した治療方法になります。
マウスピースをはめることによって噛み合わせによる負担を軽減し、顎関節にかかる負担を減らします。
主に就寝時に装着してもらい無意識のうちに行っている食いばりや、歯ぎしりの負担を軽減します。
夜のみ付けてもらうので患者さん本人の日常生活の影響は少ないかなと思います。
薬による治療方法で薬物療法というものがあります。
痛みや炎症を緩和するために薬物療法が行われます。
初期の治療では痛みを取り除くため鎮痛薬を服用し、痛みが慢性化して長期間続くときは、漢方薬、筋弛緩薬、抗うつ薬の服用などによる治療が行われます。
また顎関節の周囲にボツリヌス毒素製剤を注射して筋肉が収縮出来ないようにする治療もあり、保険適用にはならないため自費で取り扱っているところが多いです。
当院でもやっておりますので是非スタッフに聞いてみてください。
他の治療方法としてセルフケアで
筋肉のマッサージもあります。
スプリント療法をしつつ筋肉のマッサージも行えば、かなり効果はあり顎関節症の軽減を見込めると思います。
マッサージは筋肉をほぐすような形でもんで頂きます。
口筋や側頭筋など凝りやすい場所をほぐして上げましょう。
血流を促し緊張をほぐすことで顎関節症でおこる痛みを軽減できます。
手ひら、指で側頭部から頬に向かって撫でるように揉んで、筋肉をリラックスさせて下さい。
1日数回で30回程度おこなうと効果的です。
開口訓練を行うのも顎関節症の治療方法に効果的です。
口を開けようとすると全然あかない時、関節の動きをよくするために行います。
また筋肉に痛みがある場合はストレッチ効果もみこめます。
強い痛みがある場合はできる範囲で行います。
やり方として親指を上あごの前歯に当て、人差し指を下あごの前歯の縁に当てます。
そして少しずつ力を加えながら上下の歯を押し上げるように口を開きます。
これを1日数回1回につき15回くらい、無理ない範囲で行います。
顎関節症のときのやってはいけないことがあります。
やってはいけないことは
・無理に口を開ける、閉じること。
また急に口を開けるということも控えましょう。
・長時間の会話、ガム、硬いもの食べるのは顎に負担がかかるため、なるべく控えてください。
・あくびなどで大きく口を開ける。
・片側だけでものを噛む
・顎に負担のかかる姿勢(頬杖をつく、枕に顎を付けて寝る、うつ伏せ)
・歯ぎしりくいしばり
などは大きく顎に負担がかかるため気が付いたらやめましょう。
顎関節症でものを食べる時は柔らかいもの全般で硬いものは避けましょう。
顎関節症は顔全体に影響を及ぼします。
顔周りには多くの神経や筋肉が関わっているため、あご以外で様々な症状がでたりします。
例えば
・耳鳴りがする
・偏頭痛
・眼球疲労
・肩こり
・腰痛
・めまい
・歯や舌の痛み
・顔面の筋肉疲労
これらの原因が顎関節症の場合があります。
顎関節症は、無意識のくせがトリガーとなってしまうため1度なってしまうと何度も繰り返してしまう可能性があります。
繰り返さないためにも生活習慣の改善必要になってきます。
自分が顎関節症かどうか見極めるためにも歯科または口腔外科に行くのは大切だと思います。
顎関節症の診断方法として
まず症状に関する詳細な問診が行われます。
痛みの場所、痛みのタイミング、耳鳴りや顎の動きに関する問題の有無などが確認されます。
その後、顎関節の触診や顎の動きの範囲を検査します。
またレンドゲンを使って精査することもあります。
顎関節症が疑われる場合、これらの検査や診断方法によって適切な治療計画を立てるための重要な情報が得られます。
診断後は、個人個人の症状に合わせて治療提案されます。
正確な診断のために歯医者の定期検診は大事になってくるので半年に1回ぐらいは定期検診に行きましょう
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