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虫歯治療の歴史
こんにちは。本八幡Tacファミリー歯科です。
毎日暑い日が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。熱中症には気をつけたい気候が続いております。水分と塩分を取りつつ体調には気をつけてお過ごしください。
さて、今回は歯に詰める詰め物のお話をさせていただきます。
実は虫歯に詰め物をする際に、白い詰め物をするようになったのは比較的最近の事です。
むし歯に詰め物や被せをする際、古い時代は金属で詰めるしかありませんでした。当時はセメントで詰める技術しかなかったからです。
1950年頃、家屋に塗るようなペンキの塗布面処理をヒントにして、歯科用のリン酸でエナメル質を酸処理して接着させるシステムが完成されました。
これにより、歯にコンポジットレジン樹脂という歯の色に近い樹脂を接着させることが可能になりました。審美生の面から、大きな進歩ですね。
レジンの技術には年々改良が加えられ、最初はペーストを練り合わす、難しい言葉で言うと化学重合システムのみだったのが、ある波長の光を照射することにより反応し、接着させることができるようになりました。光重合システムの誕生です。
レジンの材料自体にも、年々改良が加えられ、より歯の色に近く、より艶が出るように、粒子を細かくする技術が発達してきました。今ではミクロンよりさらに細かい単位の粒子で、歯に自然に詰める物が出来るようになりました。
今奥歯以外が自然な白色で被せ物が出来るのも、先人達のたくさんの研究が積み重なった結果ですね。
歯科技術含め、医療関係にはたくさんの科学技術が応用されて現在まで繋がっています。
その恩恵を受けられる現在に私自身感謝しながら、自然に痛くない治療が発展していくように願っています。
当院でもさらに痛くない自然な治療ができる技術を一丸となって磨いていきます!
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