コラム COLUMN
なぜ大学病院に行かないと行けないの?
こんにちは。
本八幡Tacファミリー歯科です。
なぜ歯の治療を大学病院に行って治療しないといけないんだろうという声を時たま聞きます。
私も歯科医院で働くまで一般歯科があるのになんで大学病院に行かないと行けないの?
一般歯科ではダメなの?と思っていました。
歯科治療を受けるなら大学病院の方がいいの?
それとも一般の歯科がいい?どちらかわからないですよね、、、
そこで今回はこれまでにの経験なども踏まえ、「歯の治療受けるなら大学病院と一般歯科医院、どちらがいいのか?」という内容でお話ししたいと思います。
大学病院と一般の歯科医院はどれぐらいある?
全国に歯学部を持つが医学は全部で29大学あるのに対して、一般歯科医院はなんと
6万8000件も存在しています。
もちろん各大学に附属病院があるわけですが、付属病院を複数持っている大学もあったり、
医学部の大学病院で歯科も併設されている病院もありますので実際には歯科の大学病院は
29件以上あります。
その他にも◯◯市民病院や個人の✖︎✖︎病院などといった市中病院の歯科はもっとたくさん
あることになります。
最近では「歯科医院はコンビニよりも多いんですよね?」と言われることにも慣れてきた感じです。
歯科医院の他にも数が多いと感じるものがあります。
コンビニや美容院、整骨院などです。
ちなみに、コンビニは全国で5万5000件(2018年)、
マッサージ院、鍼灸院、整骨院、整体院などのリラクゼーション業界は13万6000件
(2016年)、美容室に至っては25万件(2019年)を超えています。
大学病院と一般の歯科医院の役割とは?
大学上院の役割は3つあります。
①患者様の虫歯や病気を治療する医療機関としての役割
②新しい治療法などを研究する研究機関としての役割
③優秀な歯科医師や歯科衛生士を育てる教育関係としての役割
それに対し、一般の歯科医院の役割は、、、
①地域の住民の口腔内の総合的な治療を行う、かかりつけの歯科医院としての役割
②歯科検診などを通じ、地域住民の口腔保健向上の役割
③地域の他の関係機関と連携し、通院困難な患者様にも治療ができるよう委託サービスを行い
切れ目のない療養の場を提供する役目
歯学部の大学病院と一般の歯科医院の違い
みなさんは大学病院や一般の歯科医院に対しどのようなイメージをお持ちですか?
・大学病院は一般の歯科医院と比べて治療のレベルが高い
・大学病院は一般の歯科医院と比べ治療の専門性が高い
・大学病院は一般の歯科医院と比べ待ち時間が長い
・大学病院は一般の歯科医院と比べざっくりとすごい先生がいる
といった感じでしょうか?
実際はどうでしょうか。
実際的には、、、
・一般の歯科医院にも治療のレベルが高い先生はたくさんいる
(大学病院だからレベルが高いとは言い切れない)
・一般の歯科医院にも治療の専門性の高い先生はたくさんいる
(大学病院は研究機関でもある為、一般の歯科医院と比べ専門性が高くなりやすい)
・一般の歯科医院も新しい治療を行っていないと患者様に選んでいただけない恐れがある
・大学病院は一般の歯科医院とは違い、レントゲンを取る待ち時間があったりする為、
全体的に待ち時間が長くなる傾向がある
・大学病院は一般の歯科医院と比べ専門性が高くなりやすいため、各分野において
トップレベルの先生が育ちやすい
みなさん医者には内科、外科、耳鼻科、整形外科、眼科、産婦人科、整形外科などたくさんの科があることはご存知だと思いますが、実は歯科にもいろいろな科があることをご存知ですか?
有名なのは歯並びなどを専門的に治す矯正歯科や子供の歯の治療を行う小児歯科、
口腔がんの治療や親知らずの抜歯、交通事故などで怪我をしたときに受診するのが口腔外科です。
実はその他にも、歯の保存するために歯の根っこの治療(神経の治療)や歯周病の治療などを専門で行う保存科、歯の詰め物や被せ物、入れ歯などの治療を専門で行う補綴科、
インプラント治療を専門で行うインプラント科、静脈内鎮静法などの部分麻酔や全身麻酔を行う麻酔科、レントゲンなどを専門的に扱う放射線科などいろいろな専門科があるんです。
まとめ
大学病院と一般の歯科医院にはそれぞれの役割があるんです。
大学病院と一般の歯科医院にはそれぞれの専門科があり、細かく分かれているんですね。
そして、大学病院の先生も一般の歯科医院の先生も誰もが日々患者様のために歯科治療の勉強をして研鑽しているのは間違いありません。
では患者様は大学病院と一般の歯科医院、どちらで治療を受けたほうがいいのでしょうか?
次回はそれについてお話ししたいと思います。