コラム COLUMN
噛む力ってどれくらい?
院長の馬場です。
人の噛む力
皆さんは人の噛む力がどれくらいかご存じでしょうか?
噛む力の事を、咬合力(こうごうりょく)といいます。
今回はその咬合力について、皆さんにご紹介していきたいと思います。
体重と咬合力の関係性
皆さんが日常的に食事をとる時の咬合力は男性で60㎏、女性で40㎏ぐらいです。
こうしてみると、咬合力はその人の体重ぐらいというのがわかりますね。
人間が力いっぱい歯を食いしばった時にでる咬合力は、自分の体重に比例しているそうです。
例えば、体重40㎏だとしたら咬合力は40 kgと出すことができます。
咬合力には奥歯が重要!?
奥歯は咬合力ととても深い関係性があります。
例えば、奥歯が1本でも抜けてしまうと咬合力が半減してしまうと言われているほどです。
咬合力は皆さんが気づかない間に、生活の中で私たちに色々な良い効果を与えてくれます。
人は歯を噛みしめることで集中力を発揮したり、瞬発的なパワーを引き出すことができます。
細かい作業をしているときについつい歯を嚙みしめてしまうのはそのためです。
磨きにくい奥歯のケアはとても重要であり、その他の歯のケアももちろん重要です。
※咬合力と健康の関係性についてはこちらから
歯ぎしりについて
夜間の歯ぎしり(起床前の約3時間に多く発生します。入眠時よりも覚醒時)は、顎骨に500㎏〜1,000㎏荷重がかかり歯1本単位では、250㎏の荷重がかかると言われています。
日常的な咬合力のおよそ4~6倍の負担が歯にかかるというわけです。
定期的な歯科検診を
私達の歯は知らない間にたくさんの負担がかかってしまっています。
毎日の歯磨きや定期的に歯科医院での検診をして、一本一本の歯を大事にしていきましょう!
著者紹介
馬場 達也(ばば たつや)
「もし自分が患者様の立場だったら......」
私は診療中に、何度もこの言葉を自分自身に問いかけています。自分が目の前の患者様なら、どんな治療を受けたいだろうか。こんな説明で納得できるだろうか。
このような自問自答を繰り返しながら、丁寧な治療やわかりやすい説明を心がけてきました。
とくに患者様の痛みにはしっかり寄り添いたいと考え、可能な限り治療の痛みを軽減するためにあらゆる工夫をしています。
また、治療前後の画像をお見せして共に回復を喜び合ったり、疑問があればすぐにお答えしたりと、患者様との人間同士の関係を大切にしてきました。
もちろん患者様に信頼していただくため、治療技術を高めるための努力も惜しみません。
『一時的』ではなく『一生涯』の担当医として、皆様に寄り添えたらという思いで日々診療にあたっています。【本八幡TaCファミリー歯科】をどうぞよろしくお願いいたします。
- 経歴
- ・昭和大学歯学部 卒業
・日本歯科大学附属病院 研修
・町田駅前グレイス歯科矯正歯科 勤務
・けやき歯科 勤務
・本八幡TaCファミリー歯科 開院 - 所属
- ・歯科医師
・ファイナンシャルプランナー 2級
・介護支援専門員(ケアマネージャー)
・日本口腔インプラント学会 所属
・インビザライン(マウスピース)矯正認定医 - サーティフィケイト
- ・総合インプラント研修センター100時間コース受講