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お掃除後の痛みについて

こんにちは、衛生士の庄司です。

スケーリング時の痛みと出血

歯周病が進むと歯ぐきは炎症を起こして腫れ、歯と歯ぐきの境目の歯周ポケットが深くなります。痛みや出血をそのままにしておくと、歯周病はさらに進行し、歯の土台である歯槽骨が溶け、歯がグラグラの状態になり、痛みがさらに強くなり咬むことすら出来なくなります。スケーリングで歯周ポケット付近を清掃すると痛みや出血がありますが、通常の場合は麻酔をするほどではありません。また、健康な歯ぐきを傷つけて血が出ることとは違うので、スケーリングでの出血はさほど心配する必要はありません。 どうしても痛みが我慢できない場合は、左手を上げて歯科医師や歯科衛生士に意思表示すると、適切な強さに調節してくれたり、麻酔をしたりといった対応を行ってくれます。

スケーリングの痛みを抑えるには

スケーリングは定期的に受けることで、歯石が溜まらず柔らかいうちに除去でき、治療時の痛みを軽くすることが可能になります。歯ぐきが腫れている方は、歯石を除去する前に歯磨きやデンタルフロスによるケアで歯ぐきを引き締め、歯ぐきに腫れや出血がない状態にしておくことも大切です。また、スケーリングの痛みは歯科衛生士の腕にもよるところが大きいです。当院の衛生士は経験をきちんと積んでいるので安心です。

スケーリング後の痛みや出血について

スケーリング後には、「冷たいものや熱いものがしみる」「歯を磨くと出血する」などの症状が現れることがあります。 これは、歯の表面を覆っていた歯石が除去されたことにより、刺激に対して敏感になっているためです。しばらくは冷たいものや熱いものを避けるのはもちろんですが、毎日の歯磨きもいつもより優しく行いましょう。また、知覚過敏に効果的な硝酸カリウム配合の歯磨き粉を使用するのもよいでしょう。

スケーリング後の痛みはいつまで続くのか

プラークコントロールを続けていけば、スケーリング後の痛みは徐々に緩和していきますが、ずっとしみるようであれば、知覚過敏や虫歯など他の病気を疑う必要があります。スケーリング後の痛みや出血が長引く場合は担当の歯科医院に相談しましょう。

スケーリングとSRPの違い

スケーリングと同様に歯石を除去する目的としてルートプレーニングという治療があります。スケーリングとルートプレーニングの違いとして、スケーリングでは歯の表面に付着した歯石を除去する一方、ルートプレーニングではスケーリングよりも歯周ポケットの深い部分まで歯石除去を行うということが挙げられます。 また、歯根の表面を構成するセメント質という組織があるのですが、ルートプレーニングでは歯根に付着した歯肉縁下歯石の除去だけでなく、歯周病を進行させる病的なセメント質や象牙質を削り取る場合もあります。