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歯ブラシの各種名称と使い方

こんにちは、衛生士の濱口です。

歯ブラシは、歯についた汚れを機械的に除去するためのものであることは皆さんもご存じのことと思います。そして、それはもっとも重要でかつ、自分でできるセルフケアの基礎基本であるのです。また、歯ブラシは合理的で、かつ容易にしようできる優れた清掃用具であるとも言えます。毎日のことなので、マスターしましょう。­

歯ブラシの名称

歯ブラシには、それぞれ部分によって実はちゃんと名前があるのです。頭部植毛部をヘッドといいます。ヘッドの部分には、ナイロンの毛束が植毛されておりまして、その歯ブラシの毛のことを刷毛と言います。植え込まれています毛の部分を刷毛部といいまして、刷毛の毛先でできた面のことを刷毛面と言うのです。
歯ブラシのヘッドの部分における、先端部の刷毛のつま先のところはトウ、かかとの部分はヒールと呼ばれているのであります。歯ブラシヘッドにも色々な名前が使われているのですね。もちろん歯ブラシの毛束の携帯にも色々ありますが、今回は割愛させていただきたいと思います。

シャンク、ネックそしてグリップ、ハンドル

頭部植毛部より下の部分を歯ブラシの頸部と呼んでいるのです。他の呼び方としましては、シャンクもしくはネックとも呼ばれております。そして、頸部よりも下の部分は把柄部と呼んでいるのであります。またの呼び方を、グリップもしくはハンドルとも言います。手で握る部分のことですね。

歯ブラシの持ち方

続きまして、歯ブラシの持ち方について解説していきたいと思います。歯ブラシの持ち方には大きく分けまして二つあります。それは、握り持ちをするパームグリップ、そして鉛筆持ちをするペングリップがあるのです。一般的には、握って持つパームグリップが多いのではないのでしょうか?
ただ、パームグリップでは握って持つために力の加減がしにくいこと考えております。そして、ブラッシング圧が強くなりすぎる傾向があるのではないでしょうか…過度な力が入らないように、基本的にはペングリップで持つことをおすすめ致します。

パームグリップ、ペングリップ

パームグリップでは歯ブラシの微妙なコントロールをすることには不向きであります。しかしながら、歯ブラシを回転させて磨いたり、歯ブラシの脇腹を使うような磨き方では適していると思います。そして、お子さんや高齢者の方には簡単に使えることから適していると考えられます。
ペングリップでは、歯ブラシの細かい動きをさせるのに適しております。毛先の絶妙なコントロールや、歯ブラシの毛先を使う方法には適していると考えられます。力をコントロールしながら磨くことができますので、過度な力が歯に加わることを防ぐことができます。
ただ、少し難しいですのでお子さんの仕上げ磨きや、要介護者の方への介助として使うことに応用することができるのかもしれませんね。歯や歯茎を傷つけにくいペングリップは是非とも皆さんにマスターしてほしい歯ブラシの持ち方であると私は思っておおります。
続いて交換時間についてです。

この歯ブラシいつまで使えるのだろう?
気がついたらずっと使っていた…なんてことはありませんか?

今回は歯ブラシの交換時期、目安についてお話しします。

交換時期がわからない方や歯を磨いていてもなぜか虫歯になる、汚れが落ちにくいという方は参考にしてみて下さい。

①ブラシの交換時期、目安とは?

皆さん、1日何回歯を磨きますか?
朝・夜1日2回磨く方もいれば、朝・昼・夜1日3回磨く方もいます。平均だと1日3回磨く方の方が多いです。
毎食後1日3回磨いた方で歯ブラシの交換目安は約1ヶ月といわれています。

歯ブラシの寿命は1ヶ月なのです。

その他にも歯ブラシを後ろから見たとき毛先がヘッド(歯ブラシの頭)からはみ出してみえる時は交換して下さい。

②同じ歯ブラシをずっと使い続けるとどうなるの?

・虫歯や歯周病になりやすくなる・・・毛先の開いた歯ブラシで磨くことによって、汚れが落としきれず、汚れが残ったままになってしまいます。磨いていてもなぜか虫歯や歯周病になってしまいます。

・細菌が増殖する・・・口腔内には常在菌が存在しているので、歯を磨くことによって歯ブラシの毛先には菌がたくさん付着してしまいます。
古くなった歯ブラシには特に菌が多く、適切な保管をしていてもヘッドの部分は汚れていってしまうのです。

・歯茎や歯を傷つけやすくなる・・・新しい歯ブラシの毛先には弾力性があります。
毛先が広がり古くなるとその弾力性が失われ、汚れが落とせなくなる他に歯茎や歯を傷つけてしまうのです。
「ブラッシングの圧は強くないのに…」「虫歯ではないのに…」冷たいものがしみてしまうという方は古い歯ブラシで歯茎や歯を傷つけているのかもしれません。

③ 歯ブラシを1ヶ月間しっかり使えるために

・ブラッシング圧には注意して磨く・・・ゴシゴシ強く磨いてしまうと毛先は1ヶ月も経たないうちに開いてしまいます。強く磨くことによって歯茎や歯を傷つけてしまい知覚過敏の原因にもなってしまいます。

*ブラッシング圧が強い方は適正なブラッシング方法を歯科医院で確認してみて下さい。

・歯を磨いた後は歯ブラシを水洗する
歯ブラシには菌や汚れがたくさん付着するので必ず水洗しましょう。
軽く水で流して終わりという方も多くいますが、それだけでは菌や汚れ、歯磨き粉などは落とせていないのです。水で流したら指でヘッドの毛先の部分を洗い流してください。
水洗後は汚れが残っていないかを確認してみてください。

・乾燥させて保管する・・・毛先の部分に水分が残っていることによって、カビや雑菌が繁殖してしまう原因となります。
歯ブラシを水洗した後は必ず水気を取り、風通しのよい場所でヘッドを上にして保管しましょう。

歯ブラシの交換時期の参考になりましたでしょうか?
毎日口腔内に入れるものなので、常に清潔な歯ブラシを使用し、虫歯や歯周病を予防しましょう!

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ここまで読んでいただきありがとうございました。