歯並びが気になっている大人の方は多いですよね。「歯列矯正はやめたほうがいい」という意見を耳にして、治療を躊躇していませんか？

確かに、大人の歯列矯正にはデメリットやリスクがあることは事実です。しかし、歯列矯正は見た目の改善だけでなく、虫歯や歯周病の予防など審美的な面以外にも効果があるのをご存知でしょうか？

本記事では、大人の歯列矯正について詳しく解説し、やめたほうがいいと言われる理由と大人の歯列矯正の魅力を分析します。後悔しない選択をするために、ぜひ参考にしてください。

大人の歯列矯正はなぜやめたほうがいいと言われるのか

ここでは、大人の歯列矯正をやめた方が良いと言われる理由をそれぞれの項目ごとに深掘りしていきます。リスクを知ることで、歯列矯正への理解を深めていきましょう。

⭐︎むし歯や歯周病

歯列矯正中は、装置と歯の間に食べかすや歯垢がたまり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

また、歯ブラシが届きにくい部分が増えるため、口腔内の適切なケアを怠ると治療中にトラブルに陥ってしまう可能性があります。

見た目が変わってしまった

大人の歯列矯正では顔のバランスが変化しますが、想像と違う顔の変化が生じることもあります。

抜歯によって、口元のハリが失われたり、出っ歯の改善に伴い口元が引っ込んだりすることで、ほうれい線が濃くなったり、面長に見えるようになってしまったりすることがあります。

⭐︎定期的な通院が必要

装置の調整や口腔内の衛生管理のため、定期的な通院が欠かせません。仕事や家庭の事情で通院が難しくなると、治療の中断を余儀なくされるケースもあります。

また、通院に伴う時間的・経済的負担も大きいため、治療を続けることが困難になることがあります。

⭐︎費用が高い

装置の種類にはよりますが、大人の歯列矯正は費用が高額になることがあります。

また、厚生労働省が定めたもの以外は保険適用外のため、全額自己負担となることが多いです。長期の治療期間を考えると経済的負担が大きいと言えます。

⭐︎痛み

大人の歯列矯正は、すでに固まった歯を動かすため痛みを伴いやすいです。歯が動き始める時の痛みは特に強いですが、時間とともに和らいでいく傾向があります。

また、装置による粘膜の傷も痛みを引き起こす一因です。痛みには個人差があるので、痛みを感じたら歯科医師に相談することが大切です。

⭐︎後戻り

矯正治療後の後戻りは、歯の周囲の骨が安定していない時期に起こりやすい現象です。リテーナーの使用不足が最大の原因であり、適切な装着を怠るとせっかくの治療効果が失われてしまいます。

歯科医師の指示に従ってリテーナーを使用することが大切です。

⭐︎大人の歯列矯正をしたほうがいい人の特徴

歯の見た目や機能をより良くしようと考えている人にとって、大人の歯列矯正は有効な選択肢となります。

ここからは、特に歯列矯正をおすすめしたい人の特徴について説明します。自分に当てはまる特徴があるか確認していきましょう。

⭐︎歯や口元が原因でコンプレックスがある人

歯並びにコンプレックスを抱えている人にとって、大人の歯列矯正は大きな魅力があります。

歯列矯正で問題のあった歯並びが改善されると、人前で歯を見せて笑ったり、話したりすることに自信が持てるようになります。コミュニケーションがスムーズになり、人間関係にも良い影響が期待できるでしょう。

さらに歯並びが改善されると滑舌がよくなり、人前で話すことへの苦手意識も軽減されます。笑顔で日々を過ごせるようになるでしょう。

⭐︎インプラントやブリッジを検討している人

歯が抜けたり、抜歯が必要になったときに、歯並びがよいと治療がやりやすくなります。

また、歯列矯正で歯の位置や隙間などを適切に調整することで、インプラントを埋める本数を減らすことができる可能性があります。

そのため、インプラントやブリッジを検討している人は、まず歯列矯正を始めることをお勧めします。

⭐︎大人の歯列矯正をするメリット

大人になってから歯列矯正をすることにはいくつかメリットがあります。メリットを知って、歯列矯正へのネガティブなイメージを少しでも払拭しましょう。

⭐︎不正咬合を治し噛み合わせがよくなる

大人の歯列矯正には、不正咬合を治し噛み合わせを改善するメリットがあります。正しい噛み合わせを手に入れると食べ物を効率的に噛むことができ、よく噛んで食べることにも繋がります。その結果、脳への刺激が増え、集中力や健康の向上にも役立ちます。

また、歯列や噛み合わせが整うと、顎の位置が正常に戻り、顔の輪郭の歪みが少なくなることがあります。そして、体のバランスがよくなり、頭痛や肩こりなどの症状が和らぐ可能性もあるでしょう。

歯列矯正は、美容面だけでなく、総合的な健康増進にも寄与するといえます。

⭐︎歯の清掃が楽になる

歯列矯正を通して歯並びを整えることで、歯と歯の隙間が綺麗になり、歯ブラシが届きやすくなります。その結果、歯垢がたまりにくくなり、虫歯や歯周病のリスクを減らすことになります。

また、歯磨きが楽になることで、毎日のオーラルケアがより効果的になり、歯の寿命を延ばすことにも繋がります。もし、今歯並びが原因で歯磨きがしにくいと思うことがあったら、歯列矯正を考えてみましょう。

⭐︎大人の歯列矯正で後悔しないためのポイント

ここまで、大人になってから歯列矯正を受けることのメリットや、歯列矯正が必要な人についてお話ししてきました。

しかし、さらに歯列矯正を始める前に知っておくべきことがあります。

ここからは、歯列矯正を決意した後に後悔しないための5つのポイントをご紹介します。

⭐︎装置選び

自分に合った装置選びは大人の歯列矯正で後悔しないための鍵となります。矯正装置にはそれぞれ特徴があり、歯並びや噛み合わせによってメリットとデメリットがあるからです。たとえば、痛みが少ない装置を選ぶことでトラブルを軽減できます。

事前によく調べて、自分に最適な方法を見つけることが大切です。歯科医師と相談し、納得できる装置を選びましょう。

⭐︎治療計画とリスクに向き合う

治療計画の意義と歯列矯正のリスクをしっかりと理解することが重要です。歯科医師は患者様の理想の歯並びを実現するために適切な治療法を提案しますが、患者様自身も治療の目的や過程を把握しておく必要があります。

また、治療計画ではトラブルも想定するため、リスクを確認した上で治療に臨むことになります。結果、より満足のいく治療につながるでしょう。

⭐︎値段だけで決めない

歯列矯正を値段だけで決めてはいけません。安さに惹かれて安易に選んでしまうと、質の低い治療に当たってしまう可能性があります。

予算はもちろん大切ですが、それ以上に自分に合った治療法や、経験豊富で信頼できる歯科医師を選ぶことが重要です。値段と品質のバランスを考え、長期的な視点で満足のいく結果を得られる歯科を選びましょう。

⭐︎無茶な治療をしない

早く歯並びを綺麗にしたいという気持ちは理解できますが、無茶な治療を避けることは重要です。無理な歯列矯正は様々な問題を引き起こす可能性があります。

自分の歯の状態に合った現実的な治療計画を立て、歯科医師とよく相談しながら進めていくことが肝心です。無理のない範囲で着実に歯並びを改善していくことが大切なポイントと言えるでしょう。

⭐︎歯科医院選び

歯列矯正を成功させるためには、歯科医院選びが非常に重要です。矯正治療は長期に渡り、治療費も高額なため、失敗のリスクを最小限に抑える必要があります。

経験豊富で技術力の高い歯科医院を選ぶことが、良い結果につながります。歯列矯正は難しい治療でもあり、歯科医師の技術差が現れるため、慎重に歯科医院を選びましょう。

【まとめ】カウンセリングで大人の歯列矯正の費用や期間を聞いてみよう

最後まで読んでいただきありがとうございます。大人の歯列矯正のメリットやリスク、後悔しないための方法、少しでもわかっていただけましたでしょうか。

本八幡駅徒歩1分の歯医者、本八幡TaCファミリー歯科では大人の歯列矯正のご相談を受け付けています。お気軽にお問い合わせしてくださいね。一緒に後悔のない歯列矯正を目指していきましょう。