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差し歯とは?
1.差し歯とは
歯の根が残っている時にその根を使って被せ物をすることです。差し歯は残っている根の中を治療した後に土台を立て、被せものをします。以前は土台と被せものが一体となっていたものを、根の中に差し込むようにしていたために差し歯と呼ばれています。根が残っていない場合はインプラントや入れ歯、ブリッジをすることになります。
2.70%の方が前歯を保険で差し歯にしない9つの理由
2-1.歯茎が黒くなってしまうから
保険の前歯は金属の土台と金属の冠の表面にプラスチックを張り付けています。金属は唾液のような水分のある場所ではイオン化して、溶け出してしまいます。溶けた金属の成分が刺青のように歯茎を黒くしてします。この黒くなった歯茎の色を取るには歯茎ごと取って他の歯茎を移植する必要があります。
最近のセラミックは金属を使わないため歯茎が黒くなることはありません。
2-2.差し歯は色が黄色くなってしまうから
保険の差し歯は表面にプラスチックが張り付けてあります。プラスチックは口の中で水分を吸収して、劣化しやすくなり黄色く変色してしまいます。また、プラスチックの表面は傷がつきやすく、傷の凸凹にプラークが残り黄ばんでしまいます。
セラミックは水分があるところでも安定している為、色が変わることはありません。
2-3.差し歯の形が大きくなってしまうから
保険の前歯は金属とプラスチックの2層構造です。特にプラスチック部分は強度を保つために厚めにする必要があります。そのため全体的に大きくなってしまいます。
セラミックはセラミックのみの厚みのため周りの歯の大きさに合わせることができます。
2-4.差し歯の色が合わないから
保険の前歯でも一般的な歯の色の方はそれほど目立ちません。しかし、色が濃い人やまだらな感じの人はプラスチックでは色が出せないために周りの歯から浮いてしまいます。
セラミックは歯の色を周りの歯と合わせることができます。陶器ですので色を付けたり透明感を出したり自在に作ることができます。
2-5.プラスチックが剥がれるから
金属の表面についているプラスチックは、金属やプラスチックの劣化、プラスチックの収縮によって剥がれてしまうことがあります。
セラミックは一つの材料から作られるのと、お口の中ではほとんど収縮をしないために剥がれることはありません。
2-6.差し歯に汚れがつきやすいから
前歯の金属部分は小さな傷が多くあり、その傷の中に細菌が詰まっています。またプラスチックも歯磨きや食事の時に傷がつきやすく、傷ついた溝に細菌や汚れが溜まってしまいます。
セラミックの表面は一度コーティングして焼いてしまうので、傷がなく汚れが付きにくいのです。また、強度も強いため表面に傷がつくことはありません。
2-7.差し歯のすき間から虫歯になりやすいから
裏側に使っている銀歯が劣化することによって隙間から虫歯が起こってしまいます。お口の中は酸性、アルカリ性、熱い、冷たいなどと過酷な環境です。銀歯は早くに劣化してしまい、歯とのすき間から虫歯になってしまいます。
セラミックは陶器の一種なので、お口の中でも安定し、虫歯になりにくいのです。
2-8.残っている根が折れやすくなるから
保険の差し歯に使われる土台の金属は根に比べ固すぎるために強い力がかかると根が折れてしまいます。根が折れてしまうと抜歯をしなくてはいけなくなってしまいます。
セラミックの土台はファイバー繊維を使うために強度と柔軟性があり、根が折れるのを防ぎます。
2-9.残っている根が黒くなってしまうから
保険の差し歯に使われる土台の金属は歯の根に溶け込んで黒くしてしまいます。歯茎が下がって根の一部が見えてきたときには、虫歯でもないのに黒く見えてしまいます。
セラミックは土台にも金属を使わないために金属の色が出ることはありません。ただし、神経が死んでしまうと徐々に歯は黒くなってきてしまいます。
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