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歯が突然抜けてしまったらどうしたらいいの?
歯が抜けてしまった時は突然のことでびっくりすると思います。
しかし、間違った対応をすると、取り返しがつかなくなることもあります。
今回は歯が抜けてしまった時の正しい対応について、詳しく解説します。
歯医者さんを受診する前に
歯がケガをするような事故にあったとき、何より大切なことは全身の重大な異常や障害を見逃さないことです。
適切に治療し、後遺症に悩まされたりすることがないようにするためには、事故発生時の記録を残し、落ち着いて救急隊員や医師に症状を伝える必要があります。
こんなときは救急車を呼びましょう
- 顔・頭をぶつけている➔脳しんとうの可能性があるため、医療機関を受診
- 頭痛・めまい・吐き気・ふらつきがある➔頭部外傷のおそれがあるため、救急車で脳神経外科などを受診
- 口が開かない、不自然な動きがある➔顎が骨折している可能性があるため、救急車で口腔外科のある病院を受診
歯が抜けた時の自宅での応急処置
1.止血する
自宅で歯が抜けた場合、出血していたらまずは出血をとめることです。
ティッシュやガーゼを丸めて、歯が抜けた部分を圧迫して止血してください。
2.清潔にする
軽くうがいをして、清潔な状態を保ちましょう。
強くうがいをすると血がとまらなくなるため、軽いうがいにしてください。
うがいの回数もなるべく少なくしましょう。
また、抜けた部分を歯ブラシや指などで触ると細菌が感染して炎症の原因になりますのでやめてください。
3.歯を保存する
抜けた歯がきれいな状態であれば、保存しておきましょう。
また、抜けた歯を乾燥させないようにするとともに歯の根の部分は触らないようにしてください。
生理食塩水か牛乳に浸すか、液体にぬれたガーゼで包んで保存してください。
外傷で抜けた歯は元に戻る可能性があります。
歯周病で抜けた歯は元に戻りませんが、応急処置で使うこともあります。
可能な限り抜けた歯は保存しておきましょう。
4.抜けた側での食事は控える
歯が抜けたばかりの状態で、食事をすると、食べカスが穴の中に入り、炎症する場合があります。
食事の時は、抜けた歯の反対側で食事をするようにしてください。
歯科医院での応急処置
1.外傷で抜けた場合
抜けた歯をよく洗浄してから元の位置に戻し、両隣の歯と接着剤で固定します。
補強するために針金を一緒に使う場合もあります。一般的には1ヶ月ぐらい固定をして経過を見ます。
その後、固定を外して神経を取る治療を行います。
2.歯周病で抜けた場合
見た目をよくするために、抜けた歯の歯根部分を削合したものやプラスチックの仮歯を両隣の歯と透明な接着剤でくっつけます。
この状態で抜けたが部分が治るまで経過観察します(約1ヶ月程度)。入れ歯をすでに使用している場合は、入れ歯に歯を足すこともあります。
その後、ブリッジ・入れ歯・インプラントなどの治療を行います。
思わぬ事故で歯が抜けた、 グラグラする、欠けた――そんなときはあわてずに適切な処置をし、早めに歯医者さんを受診してください。
多くの場合、ケガした歯はもとに近いかたちに戻すことができるのです。
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