
お知らせ INFORMATION
お知らせ
虫歯治療あとの歯の痛みは何???
院長の馬場です。
虫歯治療後の歯の痛み
歯の治療後の歯の痛みに悩んでいる方も多いと思います。治療したのに痛みがあると不安になります。しかし、理由が分かっていれば安心です。原因をはっきりさせて対処法が分かれば先が見えてきます。虫歯の治療した後の歯の痛みの原因について詳しく説明します。参考にしてください。
虫歯治療後の痛みの種類と治療法
1.虫歯治療の後にしみる
虫歯の治療をした後にしみる症状が続くことがあります。虫歯の治療後は、神経に近い部分の虫歯を削る事により神経が炎症を起こして、過敏になっているためです。ほとんどの場合2~3日で落ち着いてきます。場合によっては1年以上もしみることもありますが、強い痛みでなければなるべく歯の神経は残して自然に治るのを待ちます。
対処法
熱い物や冷たい物をしみる部分に当てないようにします。何年もしみる感じが残ることもあります。なるべく神経は残したほうがいいですが、どうしても気になる場合は神経を取ることもあります。神経を取り除くデメリットは、取り除いてしまうと歯が脆くなり、欠けやすくなることです。
2.神経を残す治療をした後の痛み
虫歯の治療時に神経をギリギリで残す治療をすると、その後に痛みが出る場合があります。これは神経が炎症を起こし過敏になっている場合と神経の一部に細菌が入ってしまっている場合があります。
対処法
一時的なものであれば痛み止めを飲みます。強い痛みが続いたり、咬むと痛いという症状が出る場合は、神経がかなり炎症を起こしていたり、神経の一部が死んでいます。そのような場合は根の治療をします。
3.神経を取った後の痛み
神経を取った後に痛みが出ることがあります。原因は、神経を取った時の刺激による場合が多いです。この場合は鎮痛剤を飲んでもらいます。4~5日で治ることが多いです。また、神経自体が残っている場合もあります。神経を取り除く治療は、器具を使い簡単に治療できる方もいますが、歯根の形が複雑な方は治療が難しいこともあります。この場合は根の治療をやり直します。しかし、半年から1年くらい咬んだ時の痛みや違和感が残る方もいます。
対処法
基本的には、根の治療を再び行います。痛みはなくなりますが、違和感は全部取れない時もあります。この場合はこのまま経過観察をしていきます。
4.神経を取ったのにしみる
神経を取ったのにその歯がしみる方がいます。原因の一つは神経の取り残しです。歯の中の神経は1本ではなく、何本もの神経があることが多いのです。その中の神経を取り残してしまうと神経を取ったのにしみることが起こります。もうひとつは根の治療では対応できない細かい神経が原因の場合です。根の治療では大きな神経しか取ることができません。副根(ふくこん)という枝分かれしている細かい神経は治療が困難です。
対処法
取り残しがある場合は根の治療をやり直す必要があります。細かい枝分かれ部分は太い根の中の神経を取った後、自然に閉鎖するような薬で閉じるようにします。
5.被せ物をした後の咬んだ時の痛み
被せ物をした後に咬むと痛いと感じることがあります。これは急に咬むようになり刺激が加わったためです。1か月程度で痛みがなくなることが多いです。状況によっては咬み合わせの調整を行います。
対処法
2週間程たっても違和感が消えないようであれば咬み合わせを調整してもらいます。さらに違和感が続くようであれば、3~6か月後にレントゲンを撮って根の状態を確認します。痛みの状態によっては根の治療が必要です。
カテゴリ
月別アーカイブ
- 2025年1月 (1)
- 2024年7月 (1)
- 2024年6月 (6)
- 2024年5月 (10)
- 2024年4月 (4)
- 2023年10月 (1)
- 2023年8月 (2)
- 2023年7月 (6)
- 2023年6月 (37)
- 2023年5月 (33)
- 2023年4月 (4)
- 2023年3月 (25)
- 2023年2月 (15)
- 2023年1月 (41)
- 2022年12月 (34)
- 2022年11月 (27)
- 2022年10月 (14)
- 2022年9月 (21)
- 2022年8月 (11)
- 2022年7月 (9)
- 2022年5月 (6)
- 2022年4月 (26)
- 2022年3月 (19)
- 2022年2月 (10)
- 2022年1月 (6)
- 2021年12月 (4)
- 2021年11月 (14)
- 2021年10月 (8)
- 2021年9月 (1)