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虫歯の進行度
こんにちは。
本八幡Tacファミリー歯科です。
暑い日が続きますが、熱中症には十分注意し、こまめな水分と塩分の補給をして元気に過ごしたいですね。
さて、みなさんは歯科検診の際に、先生が「c1」なんて言うのを聞いたことはありませんか?あれはどういう意味なんだろうと私自身幼い頃は思っていたりしたのですが。
実はあの記号と数字は虫歯の進行度を意味しているのです。
歯医者さんでの治療として最もメジャーでありながら、一口に虫歯と言っても進行の度合いによって治療が変わってくることも多い虫歯治療についてお話します。
CはカリエスのC
歯科業界でCというと、虫歯のことを指します。というのも、Cというのはカリエスという言葉の頭文字に当たるからです。
カリエスの語源はラテン語からきており、正式な単語としては「caries」と書きます。これは、歯の崩壊、腐敗を意味しています。歯科以外の医療でも使用する言葉ではありますが、ここでは虫歯についてのみ触れさせていただきます。
虫歯治療は0から4の5段階!
虫歯の最初期、まだ歯に穴は空いていません。この状態がC0です。
まだ医師に削って貰う必要はなく、フッ素、キシリトール等で歯を石灰化、強化して虫歯の効力を無くすのが一般的です。
C01
歯の表面のエナメル質にだけ穴が空いた状態です。放置すると進行するので削って詰める事が必要になります。
削るのは最小限にとどめることが出来ます。
C02
エナメル質下の象牙質まで虫歯の進行が進んだ状態です。
まだ神経には達していませんが、冷たいものや食べ物が染み始めます。削って型どりをしてから、作られたものを詰め込む事が必要になります。
C03
虫歯が神経達し、歯髄炎が起きてしまっています。根っこに進行しているため、激痛を伴う事が多くなり、麻酔をした上で歯を大きく深く削って根っこにある神経を取り除く可能性が高くなります。
C04
虫歯が完全に進行し、神経が死んでしまっている状態です。神経が壊死している為痛みは軽減しますが、虫歯菌が体内に入り込み、心臓や腎臓への疾患を引き起こすこともある危険な状態です。
多くの場合は歯を抜くことになります。
進行が続くと命を脅かす危険すらあるというのはとても怖いですね。
基本的な歯磨きだけでは十分では無い事もあるので、定期的に歯医者さんに通い、虫歯予防のフッ素等でのお掃除、メンテナンスを推奨します。
ちょっとでも歯が痛いなと感じたら放置せずにぜひ早めに歯医者さんへ!
いつでもお待ちしております。
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