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高齢者の方に多い口腔内の病気
高齢者になると主に根面う蝕「根面の虫歯」や歯周病により、歯を失ってしまいます。
根面う蝕の原因としては、歯ブラシを力強く行う、プラークの貯蓄、歯肉退縮による根面露出、高齢になるに連れて唾液が少なくなる、ブラキシズム、歯の減少による物理的ストレス、クラック「歯と歯茎の境目にひび」が生じることによる根面う蝕の進行がある。
このように、高齢者の口腔内は根面う蝕のリスクの温床である事がわかります。
根面う蝕を予防する方法
歯のブラシング圧の改善
適当なブラシング圧は、100gー200g程度の力です。
新しい歯ブラシが2、3週間で広がる場合は、力の入れ過ぎと考えられています。
そのため、力を入れやすい持ち方ではなく、ペングリップ「鉛筆のように持つ」ですと力を入れにくい為良いでしょう。
動かし方としては、大きく動かすのではなく、小刻みに動かす方が、歯を痛めずに汚れも落ちやすいです。
歯ブラシによる害
歯肉退縮
擦過傷
磨き過ぎによってできる傷
歯ブラシを新しく変えた時、古い歯ブラシを使った時、硬毛の歯ブラシを使ったときにも起こりやすくなります。
クレフト
歯茎に出来たv字型または、u字型をした裂け目のこと
過度の力を加えた縦磨きや、停滞するプラーク「歯垢」、噛み合わせの異常が原因と考えられます。
フェストゥーン
歯茎の縁が浮き輪状にもり上がった歯茎の形態異常
主に犬歯付近に生じますが、クレフトと同様にブラシング圧の強さが影響します。
楔状欠損
歯がくさび状に削られてしまったもの
ブラシング圧の入れすぎ
酷くなると知覚過敏を起こします。
削れてしまったところは自然に回復することはありません
皿状欠損
歯が皿の様に削れてしまったもの
特に電動ブラシを使用する方に多く見られる。
ブラキシズム
ブラキシズムとは歯ぎしりのことで、上下の歯が非機能的に接触を生じている状態を言います。
就寝時ブラキシズムと覚醒時ブラキシズムがあります。
就寝時ブラキシズムは「寝ている時」は自覚がないので、ナイトガードを作ることをお勧めしています。
覚醒時ブラキシズムは口を閉じている状態で上の歯と下の歯が当たらない様にすることや、パソコンや、車の運転などで、顔を下に向けることによって、上の歯と下の歯があたり、無意識に咬合力がかかってしまっていることがあるので、シールをつけるなど自分で意識改革することをお勧めします。
ブラキシズムの種類
グランディング
歯ぎしりのことで、ギリギリと強く歯を擦り合わせる習癖のことです。
就寝時に無自覚でしてしまう事が多く、歯がすり減ってしまいます。
クレンチング
食いしばりの事で、上下の歯を強く食いしばる習癖の事です。
音を立てる事がない為、就寝時に行なっていても、家族や、周りの人に指摘されにくいです。
その為発見が遅れる事があります。
タッピング
上下の歯をカチカチと連続的に噛み合わせる習癖の事です。
グランディング、クレンチングに比べると起こりにくいとされています。
ブラキシズムにより引き起こされる症状
歯への影響
楔状欠損
歯がすり減る
破折する
知覚過敏
非感染性歯痛
補綴物の破損、脱離
歯周組織への影響
歯周病の悪化
歯の動揺
歯肉退縮などが挙げられる
顎関節への影響
顎関節症
歯の減少による物理的なストレス
入れ歯などの人工物が増えると一歯にかかる咬合圧が増える為歯の動揺が増す。
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