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歯周病と誤嚥性肺炎について②

こんにちは今回は先日お話ししていました続きをお話ししたいと思います。

◉全身の健康に歯科ができること

死肉の炎症が全身に多くの影響を及ぼすことは昨年の研究で明らかになっております。

歯周病も糖尿病も生活習慣病ですから互いに深い関係があっても不思議ではありません。

毎日の食生活を含めた生活習慣を見直し、歯周病を予防することが全身の生活習慣病を予防することにつながります。

歯科医師は口腔内の変化を見ることのできるプロです。

口腔ケアも自分一人できちんと行うのは難しいと言われています。

半年に一度は歯科医院を受診し、生活習慣を含めた口腔内ケアを受けるようにしてください。

◉妊娠性歯肉炎

一般的に妊娠すると歯周炎にかかりやすいと言われています。

これには女性ホルモンが大きく関係していると言われています。

特にエストロゲンという女性ホルモンがある特定の歯周病原細菌の増殖を促すこと、また、歯肉を形作る細胞がエストロゲンの標的となることが知られています。

そのほか、プロゲステロンというホルモンは炎症の元であるプロスタグランジンを刺激します。

これらのホルモンは妊娠周期には月経時の10〜30倍になると言われており、このため妊娠中期から後期にかけて

妊娠性歯周炎が起こりやすくなるのです。

ただ、基本的には歯垢が残存しない清潔な口の中では怒らないが、怒っても軽度で済みますので、

妊娠中は特に気おつけてプラークコントロールを行いましょう。

油断すると出産後に本格的な歯周病に移行する場合もありますので、注意が必要です。

また、まれに妊娠性エプーリスという良性腫瘍ができる場合もありますので、その場合はかかりつけの

歯科医師にお早めにご相談ください。

◉歯周病と低体重児早産

近年、さまざまな歯周病の全身への関与がわかってきました。

中でも妊娠している女性が歯周病の可能性がある場合、低体重児及び早産の危険度が高くなることが指摘されています。

これは口の中の歯周病細菌が血中に入り、胎盤を通して胎児に直接感染するのではないかと言われています。

その危険率は実に7倍にものぼると言われ、タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字なのです。

歯周病は治療可能なだけではなく、予防も十分可能な疾患です。

生まれてくる元気な赤ちゃんのために、確実な歯周病予防を行いましょう。

◉誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎とは、食べ物や異物を誤って機関や肺にのp見込んでしまうことで発症する肺炎です。

肺や期間は、咳をすることで異物が入らないように守ることができます。

しかし、高齢になるとこれらの機能が衰えるため、食べ物などと遺書にお口の中の細菌を飲み込み、

その際むせたりすると細菌が期間から肺の中へ入ることがあります。

その結果、免疫力の衰えた高齢者は誤嚥性肺炎を発症させてしまいます。

特に、脳血管障害の見られる高齢者に多く見られます。

誤嚥性肺炎の原因となる最近の多くは、歯周病菌であると言われており、

◉骨粗鬆症とは

骨粗鬆症は、全身の骨強度が低下し、骨が脆くなって骨折しやすくなる病気で、日本では推定約1000人万人以上

いると言われています。

そしてその90%が女性です。

骨粗鬆症の中でも閉経後骨粗鬆症は、閉経による卵巣機能の低下により、骨代謝に関わる

ホルモンのエストロゲン分泌の低下により発症します。

◉歯周病と骨粗鬆症

閉経後骨粗鬆症の患者さんにおいて、歯周病が進行しやすい原因として最も重要と考えられているのが、エストロゲンの

欠乏です。

エストロゲンの分泌が少なくなると、全身の骨が脆くなるとともに、歯を支える歯槽骨も脆くなります。

また、歯周ポケットないげは、炎症を引き起こす物質が作られ、歯周炎の進行が加速されると考えらてています。

多くの研究で、骨粗鬆症と歯の喪失とは関連性があると報告されています。

したがって、閉経後の女性は、たとえ歯周病がなくても、エストロゲンの現象により、

歯周病にかかりやすく広がりやすい状態にあると言えます。

また、骨粗鬆症の薬としてよく用いいられているビスフォスフォネート製薬というのがあり、

これを服用している方が抜歯などをした場合、周囲の骨が壊死するなどのトラブルが報告されています。

歯周病でグラグラしているから血自分で抜いたりすることは絶対にしないでください。

◉関節炎・腎炎

関節炎や糸球体腎炎が発症する原因の一つとして、ウイルスや最近の感染があります。

関節炎や糸球体腎炎の原因となる黄色ブドウ球菌や連鎖球菌の多くは、歯周病原生細胞などの口腔内に多く存在

します。

これらのお口の中の細菌が血液中に入り込んだり、歯周炎によって作り出された炎症物質が血液に入り込むことで、

関節炎や糸球体腎炎が発症することがあります。

◉メタボリックシンドロームとは?

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪蓄積を臍の内臓脂肪面積100cm2以上と定義、

ウエスト周囲径が男性でも85㎝、女性だと90㎝以上を基盤とし、さらに、血中脂質異常、高血圧、高血糖の3項目のうち2つ以上に

異常所見が見られる病態です。

大きな特徴は内臓脂肪を基盤とすることであり、高血圧、高血糖、脂質いじょうの値がさほど高くなくても

脳卒中や心筋梗塞の危険性が高くなります。

◉歯周病とメタボリックシンドローム

 詳しいメカニズムは解明されていませんが、歯周病の病巣から放出されるLPSやTNFaは脂肪組織や肝臓のインスリン抵抗性を増加させ、血糖値を上昇させます。

また、重度歯周病患者では血中CRP値が上昇し、動脈硬化や心筋梗塞のリスク亢進と密接に関与すると考えられております。

さらには、この慢性炎症が個体の老化を欲心すると言う結論も出てきました。

このように歯周病とメタボリックシンドロームの関連性が注目されています。

今回、歯周病と病気の関連性について詳しくお話ししましたが想像以上に関係が深いことがわかりました。

今は異常なくてもて定期的に検診を行うことが長く歯を大切にする秘訣になっていきますね。

少しでも気になる方はご相談だけでも大丈夫ですのでご来院お待ちしております。