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子供の歯磨き習慣は?

衛生士の庄司です。

歯磨きは、回数を多くやるよりも、1日1回でもきちんと磨いている方が効果が高いといわれています。歯に汚れがたまり、虫歯菌が増殖して酸を出し、歯を溶かす(虫歯になる)までには数日以上かかるといわれています。そのため、歯磨きが不十分で虫歯になってしまったとしたら、おそらく数週間~数か月間その場所の汚れが除去されていなかったと考えられます。

ですので、このような場合は、1日の歯磨きの回数をむやみに増やすのではなく、1日1回でもきちんと磨くことが虫歯予防に効果的です。とくに、虫歯菌は唾液の減る夜間に増殖しますので、寝る前の歯磨きが一番大切です。もちろん、歯磨きには虫歯や歯肉炎の原因となるプラーク(歯垢)を除去するという目的だけでなく、口臭の原因にもなる食べカスなどを除去する目的もありますので、毎食後の歯磨きも大切です。

このようなことから私たちは、朝と昼は本人(または保護者の方)が磨き、夜は必ず保護者の方が仕上げ磨きをすることをお勧めしています。( 0 歳から 8 歳以上まで)

1日1回デンタルフロス
(少なくても1週間に2回)

歯と歯の間の虫歯を予防するにはデンタルフロスしかありません。食べカスが詰まっていなくてもきちんとやりましよう。

歯と歯の間に隙間がない場合などでは、小さなお子さま(2歳から)でもデンタルフロスが必要です。目で見て歯と歯の間に隙間がなければ歯ブラシの毛先が届いていない可能性があるので1日1回はデンタルフロスでお掃除してください。とくに 6 歳くらいになると永久歯の奥歯が生えてくることで今まであった歯と歯の隙間が詰まり、汚れがたまりやすくなることで、歯と歯の間の虫歯が急増します。

仕上げ磨きの際に一緒にデンタルフロスもしてあげてください。とくに小さなお子様では片手でできるホルダー付きのフロスが使いやすくお勧めです。

1日1回フッ素ジェル・ミネラル
(仕上げ磨きの後に)

常の歯磨き粉とは使用方法が異なりますので、かならず使用方法を確認してください。一般的には、初めの通常の歯磨きを行い歯の汚れを除去した後に歯ブラシにつけて歯に塗り込みます。そのあとは 20 ~ 30 分間はうがいや飲食はせずにできるだけフッ素ジェル・ミネラルが歯の表面に接している時間を持続させます。

また、子どもの虫歯を予防するためには通常の歯磨き粉は必ずしも必要ではありません。とくに仕上げ磨きの時に歯磨きをつけて磨くと泡で歯がよく見えなかったり、子どもが息苦しくなったりして十分に磨けないことがあるので使用しないほうがいいとされています。また、フッ素入りは磨き粉を使用していても、最後にフッ素ジェル・ミネラルを塗ることをお勧めしています。

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