親知らずの抜歯後痛みがとまらないときは?のページ。本八幡駅の歯科・歯医者なら、本八幡TaCファミリー歯科

電話をかける
WEB予約
お知らせ

コラム COLUMN

親知らずの抜歯後痛みがとまらないときは?

院長の馬場です

親知らず抜歯をした後というのは、多かれ少なかれ、痛みや腫れが出るのが一般的ですが、数少ないケースでは、抜歯後の痛みがなかなか落ち着かず、辛い状態が続くケースというのがあります。

親知らずを抜いた後の痛みは、親知らずが骨に深く埋まっていた場合などにおいては、どうしても強く出てしまうケースというのもありますが、抜歯後の対策によって軽減させることも可能です。

今回は、親知らず抜歯後に痛みがなかなか治らない場合の理由、そしてその対策についてご紹介します。

 

親知らず抜歯後に痛みが引かない理由

親知らずを抜いた後に、強い痛みが長引く原因として多いのは、「ドライソケット」と呼ばれる、骨に細菌感染を起こしている状態です。

通常、歯を抜いた後には、抜いた部分に血が溜まり、それが徐々に歯茎に置き換わっていくことによって治っていきます。

ですが、なんらかの理由で抜いた穴にうまく血が溜まらずに骨がむき出しとなり、細菌感染を起こしてしまいます。これがドライソケットと呼ばれる状態です。

 

 

ドライソケットの症状

通常は、抜歯をした後、日が経つにつれて痛みは軽減していきますが、ドライソケットになってしまった場合、抜歯後2、3日経ってから痛みがだんだんとひどくなっていきます。そして、2週間以上も続くことがあるなど、長期化することが多いです。

強い痛みを感じ、特に食べかすが抜歯した穴に入ると激痛を伴うこともあります。また、抜いた穴からは悪臭を放つようになります。

 

ドライソケットの原因

◆難抜歯

親知らずが横向きに埋まっている、骨に深く埋まっている、という場合、骨を削って抜く必要があるなど、抜歯が難しくなります。そのようなケースではドライソケットのリスクが高くなります。

 

◆麻酔の影響

特に下の親知らずの場合、骨が厚いため、抜歯の際に局所麻酔を多く必要とするケースが多くなります。局所麻酔薬の中には、血管収縮薬が入っていますので、出血が起こりにくくなり、歯を抜いた部分の骨に十分に血が溜まらない、ということが起こりがちです。

 

◆抜歯後にうがいをしすぎた

抜歯後に頻繁にうがいをしてしまうと、抜いた穴に溜まった血の塊まで剥がれてしまい、ドライソケットを起こすことがあります。

 

◆喫煙

タバコを吸うと、歯茎の血行が悪くなります。そうすると、傷の治りが悪くなってしまいますので、ドライソケットのリスクが高くなります。

 

 

ドライソケットへの対策

dry_socket_01

ドライソケットの大きな原因は、抜歯した穴に血が溜まらなくなることです。そのため、抜歯後に血の塊が取れないようにすることが大事です。

具体的には、

・抜歯後にうがいをしすぎない
・抜歯した穴に食べかすが入っても無理やり取り除かない

ということに注意しましょう。
また、喫煙も治りを悪くしてしまいますので、抜歯後にはタバコは控えるようにしましょう。

抜歯窩の骨が露出しドライソケットに

抜歯窩内部に溜まった血餅がすべて取れてしまいドライソケットになります。

ドライソケットになると耐えられない痛み発生

親知らず抜歯後4日~5日してからの激痛はドライソケットが原因です。

ドライソケットを見た目で判断

ドライソケットかどうかの判断は、抜歯窩が大きく開いていると見た目である程度判断出来ます。

ドライソケットでは、骨が露出しているので白く見えます。

ただし、親知らずは奥にあるため、ドライソケットとなっても暗くてはっきりと白く確認することは難しいかもしれません。

抜歯窩が閉鎖している様に見えて、歯茎の腫れがない場合でもドライソケットになっていることがあります。

抜歯窩を洗浄してみると、食べかすや腐敗物などが出てくる場合はドライソケットです。この様な場合は強い痛みを訴えます。

大学病院の口腔外科で手術を受けた場合でもドライソケットの発現確率は約3%と言われ、特に斜めや真横に生えた下の親知らずを抜歯した時に起こりやすいです。

本来、抜歯後の骨の穴に出来るはずの血餅(ゼリー状の血の塊)の形成が不十分であったり、或いは取れて歯槽骨の表面が露出することで、ドライソケットは起こります。

ドライソケットが出来ると激痛が2週間以上に渡って起こることがあります。

一般的に抜糸後にドライソケットになることは稀です

通常、外科的治療(親知らずの抜歯など)の痛みのピークは術後2~3日です。その後、徐々に引いてくのが普通ですが、親知らずの抜歯後3~5日経ってから急激に痛みの強さが増し、1週間から10日経っても耐えられない激痛が持続する様ならドライソケットの可能性が考えられます。

痛みの範囲は親知らずの抜歯した部位に止まらず、隣の歯やその周辺の歯まで痛く感じる放散痛であったり、時には顎全体から喉や耳の奥の痛み、頭痛に至るまで広範囲に渡ることがあります。

ロキソニンやボルタレンなどの痛み止めを飲んでも余り効かないか、仮に効いたとしても3~4時間で効果が切れ、その後は耐えられないほどの激痛に襲われ、夜、ぐっすりと眠ることが出来ないので生活のクオリティーが下がります。

ロキソニンなどの痛み止めが効かない場合でも、 6時間以上間隔を空けて飲んでください。

抜歯後の出血が気になって何度も強くうがいをしてしまうと血餅が洗い流されてしまいます。口腔内には唾液があり、血液が唾液にまじって大量に出血しているかのように勘違いしがちです。

と、教科書には書かれていますが、強いうがいをしたくらいで血餅が流れ出すのかは疑問が残るところです。

ともあれ、血餅は弱々しいものなので、抜歯した後に「吸う行動」、「抜歯側で噛む」、「抜歯した所を強く歯磨きする」ことなどは避けて下さい。

また、術後の強い運動や入浴、飲酒は避けて下さい。心拍数や血圧が上がり、術後出血を起こしやすくなると同時に歯周病菌などの常在菌が手術創部に入り込む可能性があるからです。

とはいえ、私も四年前先輩にぬいてもらった下の親知らず、2週間くらい痛んでたんで、ドライソケットにはならなかったですが、難しい下の親知らずは抜いた後結構痛み続きます。身をもって体験してるので、皆様には2週間くらいいたいよって伝えてます!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

著者紹介

馬場 達也(ばば たつや)

「もし自分が患者様の立場だったら......」

私は診療中に、何度もこの言葉を自分自身に問いかけています。自分が目の前の患者様なら、どんな治療を受けたいだろうか。こんな説明で納得できるだろうか。
このような自問自答を繰り返しながら、丁寧な治療やわかりやすい説明を心がけてきました。
とくに患者様の痛みにはしっかり寄り添いたいと考え、可能な限り治療の痛みを軽減するためにあらゆる工夫をしています。

また、治療前後の画像をお見せして共に回復を喜び合ったり、疑問があればすぐにお答えしたりと、患者様との人間同士の関係を大切にしてきました。
もちろん患者様に信頼していただくため、治療技術を高めるための努力も惜しみません。

『一時的』ではなく『一生涯』の担当医として、皆様に寄り添えたらという思いで日々診療にあたっています。【本八幡TaCファミリー歯科】をどうぞよろしくお願いいたします。

経歴
・昭和大学歯学部 卒業
・日本歯科大学附属病院 研修
・町田駅前グレイス歯科矯正歯科 勤務
・けやき歯科 勤務
・本八幡TaCファミリー歯科 開院
所属
・歯科医師
・ファイナンシャルプランナー 2級
・介護支援専門員(ケアマネージャー)
・日本口腔インプラント学会 所属
・インビザライン(マウスピース)矯正認定医
サーティフィケイト
・総合インプラント研修センター100時間コース受講