歯周病と歯槽膿漏のちがいとは?のページ。本八幡駅の歯科・歯医者なら、本八幡TaCファミリー歯科

電話をかける
WEB予約
お知らせ

お知らせ INFORMATION

お知らせ

歯周病と歯槽膿漏のちがいとは?

歯周病と歯槽膿漏の違いって?

歯槽膿漏は歯周病が進行した状態です。この章では歯周病と歯槽膿漏について解説します。

自分が歯周病になっていないか確認する際の参考にしてください。

歯周病とは

歯周病は、細菌感染によって歯茎に炎症が起きている状態の総称です

段階によって、以下の症状名で呼ばれます。

  1. 歯肉炎
  2. 歯周炎
  3. 歯槽膿漏

軽症のうちは、歯垢を取り除くことで症状が改善します。しかし、悪化してしまうと外科手術などの大掛かりな治療が必要です。

歯槽膿漏とは

歯槽膿漏は、歯周病がもっとも進行した状態です。

歯周ポケットが6mm以上になり、歯槽骨は半分以上溶けています。また、以下のような症状があらわれます。

  • 歯茎が腫れる
  • 刺激を与えなくても歯茎から出血する
  • 膿が出る
  • 口臭がひどい
  • 歯がぐらつく

悪化すると治療に時間がかかります。歯を残すことが難しく、他の病気を引き起こしますので、早期に治療を始めましょう。

歯槽膿漏の原因4選

歯槽膿漏の原因は以下の4つです。

  1. 歯垢が取れていない
  2. 口内環境が悪い
  3. 生活習慣が乱れている
  4. 治療せず放置している

それぞれ解説します。

【原因1】歯垢が取れていない

歯垢が取れていないと歯周病になり、歯槽膿漏を引き起こします。歯垢は口内細菌の塊です。細菌に感染し炎症が起きると歯周病になります。

歯磨きをしなかったり、ブラッシングがうまくなかったりして、歯垢が残っていることが原因になります。

【原因2】口内環境が悪い

口内環境が悪いと、歯周病が悪化して歯槽膿漏を引き起こします。

口が空いていると口内が乾燥して唾液の分泌量が減るので、歯周病菌から守りにくくなります。また、歯並びが悪いと歯磨きがしにくく、歯垢が残りやすいです。

生まれつき歯並びが悪いなど、遺伝が原因で口内環境が悪くなりやすい人もいます。

【原因3】生活習慣が乱れている

生活習慣が乱れていると歯周病になりやすいです。

寝不足や不規則な生活を続けていると免疫力が弱まり、細菌感染が起きやすいです。また、ストレスが溜まっている場合も歯周病が悪化します。

生活習慣の乱れは、体調不良だけでなく歯周病にも影響します。

【原因4】治療せず放置している

歯周病を治療せずに放置すると、歯槽膿漏になります。

歯周病が初期段階であれば治療が比較的に簡単に済みます。ただ、放置して重症化している状態の歯槽膿漏は、治療が難しいです。

重症化する前に歯科医院にいき、早めに治療を開始しましょう。

重度の歯周病である歯槽膿漏の治療法

歯槽膿漏の治療法は以下の2つです。

  1. 歯垢・歯石を除去する
  2. 外科手術

それぞれ解説します。

【治療法1】歯垢・歯石を除去する

歯槽膿漏になった場合、歯周ポケットから歯垢・歯石を除去します

歯周ポケットが改善され、3mm程度になれば回復に進みます。しかし、重症化していると、歯垢・歯石を取り除いただけでは改善できません。

元の状態に戻すためには、外科的な処置が必要です。

【治療法2】外科手術

歯槽膿漏は重症化していて回復が見込めない場合は、外科的な処置を行います。

手術では歯茎を切開し、歯垢や歯石を取り除きます。重症化している歯肉があれば除去し、歯肉を元の状態に戻す治療を行います。

症状がひどい場合、骨を再生する治療をすることもあります。