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インプラント周囲炎

みなさんこんにちわ、文化の日は楽しまれたでしょうか?院長の馬場です。今日はインプラント周囲炎について説明をしていきます。インプラントをせっかくいれたのにその後に従来の歯のように歯周病になってしまうといった話ですね。

インプラント周囲炎とは、インプラントが歯周病と同じような状態になることです。

インプラント治療後、歯磨きや、歯科医によるメンテナンスが不十分になると細菌が歯肉とインプラントの境目に侵入してきます。

初期段階では、インプラント周囲の歯肉から出血がみられます。
そのまま悪化すると、膿んできたり 腫れたりしてきます。 
この状態になると、インプラントを支えていた骨が無くなっていることが多いです。

重篤なケースだと、歯ぐきも痩せてしまい、インプラントを固定しつづけることが出来なくなります。 

インプラントの初期段階の炎症は、歯周病と同じく、自覚症状(痛み)はほとんどありません。

天然の歯の歯周病治療とは違い、インプラントが細菌に感染してしまうと完治することが非常に難しいのが現状です。 

(左)通常の状態  (右)インプラント歯周炎が進行している状態 
インプラントが歯周病になってしまった状態
=細菌に感染してしまった状態 

3.インプラント歯周炎になってしまう原因は?

主な理由としては

・歯周病リスクの高い患者様の、日々のメンテナンス不足。
・発症していた歯周病が治っていない状態でインプラントを治療を受けてしまった場合
・インプラント治療後の適切なブラッシングを行えていない、及び、メンテナンス不足

のようなことが考えられます。

インプラントを入れた後は、適切なブラッシングと、患者様の状態を考慮したうえで定期的なメンテナンスを受ける必要があります。 

感染を起こして周囲組織の破壊が生じた場合、完治が非常に難し、適切な処置とアフターケアを行っても、5年後の現状維持率は約60%程度でしかありません。
そのため、まずは感染を起こさせないようにしなければなりません。インプラント治療はとても素晴らしい治療方法で、他の治療法に比べて圧倒的な長期予後を見込むことができます。適切な状態が維持出来れば、10年で90%の生存率が見込めるのです。