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5倍速とは?

こんにちは。

本八幡Tacファミリー歯科です。

今回のテーマは「5倍速とは?」です。

歯をけずる時聞く、まず思い浮かぶのは、あのキーンと頭に響くような音では無いでしょうか?

実際に治療していなくても、なんだか痛い気持ちになりそうだと思う方もいらっしゃるかもしれません。

最近、歯の治療をした方は、頭にごとごと響く感覚も記憶に新しいかもしれません。

この、削る音や感覚に違いは、歯を削る音によって変わってきます。

よく使用されるものとして、大きく3つに割れてご紹介いたします。

1、エアータービンハンドピース

2、コントラアングルハンドピース

3、ストレートハンドピース

※各ハンドピースの先端に、削る道具(バー、ポイント)をつけて回転させて使います。

※摩擦により発熱しやすい為、虫垂で冷やしながら行います(先端から水が出ます)

1、タービンは、エアー(圧縮空気)の力で高速回転して歯を削るもので、主に歯のエナメル質や金属など硬いものを

削るための道具です。(風の力で動く)

先端部に高圧の空気を送り込むとタービンが回転し、歯科で耳にする独特なキーーーンという音がします。

また、高速回転な為、熱を持ちやすく冷却用の注水も多くなります。

2、コントラは、マイクロモーター(エンジン)を内蔵し、電動で回転して削るものです。

これは主に柔らかい組織を削ったり、研磨する時などに使用します。

タービンは低速回転で、ごとごと響くような感覚になります。

3、ストレートもマイクロモーター(エンジン)を使用したものです。

義歯(入れ歯)を削って磨いたり、主に口の外で研磨するなど調整するときに使用します。

では、本日のテーマである5倍速とはなんでしょう?

5倍速とは実はコントラの仲間なんです。

5倍速は通常のコントラと比べてスピードが速くなったものです。

通常のコントラと違うのは、タービンと同じような用途で使用できる点です。

タービンは高速回転ですが強く歯に当てすぎると止まってしまうことがある為、そっと撫でるように

(軽く押し当てるように)削る必要があります。

反対に「5倍速」は低速回転ですが削る器具(バー)を回す力が大きく、押し当てても削ることが出来ます。

硬い銀歯や歯の土台を外したり、形を整えたりする時など、いろいろな用途が可能で当院でも使用しております。

時間短縮にもなりそうですね。

また、高速回転(摩擦により熱お持ちやすい)で注水の量も多くなるタービンに比べて、

・削っている部分が見やすい

・ブレが少なく削る量をコントロールしやすいなどと言った状況もあるようです。

そしてあのキーーンという音もしないので、患者様にとってのストレスが軽減にもつながります。

今回5倍速についてお話しさせていただきましたがいかがでしたか?

5倍速は治療を行う側、治療を受ける側の両方にとってのメリットが大きいと言えそうです。

患者様のお口の状態に合わせて負担を少なく効率良く、歯を削る道具にも「適材適所」があるようですね。

1本の歯を削る場合でも、いろいろな道具を使い分けています。